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  • 2018年09月05日(水)
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小学館見学

 こんにちは!最近手塚治虫先生の魅力に気づいた一年のiです。
 今回のブログは先日行かせていただいた小学館さんでの出版社見学について書こうと思います。

 小学館と聞くと、名探偵コナンやドラえもんなどの名作を数多く手掛けていてコロコロコミックや週刊少年サンデーといった漫画が有名なイメージですが、今回いただいたパンフレットを見て池井戸潤さんの『下町ロケット』や西加奈子さんの『サラバ!』も小学館から出版されていると知り驚きました。

 まずはじめに文芸書担当の編集者さんからお話を伺いました。編集作業の行程や作家さんとのエピソードなど貴重なお話を聞かせていただきました。その中でも特に印象に残っているのですが、東川篤哉さんの『謎解きはディナーの後で』というタイトルは70もの候補の中から選ばれたそうです。確かに書店で本を眺めているときタイトルが素敵だと思わず手にとってしまいますよね。それにしても70は想像以上の数でした。本に込められた作家さんと編集者さんの想いの強さに改めて気づかされました。
 次にコミック担当の編集者さんからもお話を伺いました。編集者と一口に言っても、文芸書担当の方とお仕事の内容が全く異なっていて大変興味深かったです。特に新人作家の育成については初耳なことばかりで聞き入ってしまいました。週刊誌はかなり過密なスケジュールで大変そうだなと思っていましたが、「毎日が文化祭前みたいで楽しいです。」とキラキラした笑顔でお話しされる編集者さんの「仕事が好き」という思いが伝わってきて眩しかったです。
 お二人とも共通しておっしゃられたのが、「大学生のうちは好きなことを好きなだけしたらいいよ」ということでした。様々なエンタメに触れ、人に話せるネタをたくさん養うことが大事だそうです。この言葉に甘んじて、アルバイトは程々にして小説や漫画を貪り読もうと思ったiでした。

 その後、社内を見学させていただきました。コミック担当のフロアはいたるところに人気アニメのグッズが置かれているためとてもカラフルで、そして編集者の皆さんが熱中して漫画を読んでいらっしゃり(もちろんお仕事ですが…)「ここは本当にオフィスなのか?」と思ってしまうほど素敵な空間でした。文芸や辞典などの書籍担当のフロアは、先ほどのコミックのフロアとは一変して整然としていて閑静な雰囲気がありました。編集者さんのデスクの両端には本のタワーができていて、ただただ羨ましかったです。

 最後になりましたが、お忙しい中このような貴重な機会を与えてくださった小学館の皆様、本当にありがとうございました。編集者さんの本にかける想いを拝聴したことで、より一層本が大好きになりました。私も早く語れる一冊に出会いたいです。

 もうすぐ秋学期が始まりますね。個人的にはBPの活動が楽しみです。嬉しいことに今回のブログを任されたiですが、文章を書くことの難しさを改めて感じました。本を読むことでインプットはたくさんしているつもりですが、これからはアウトプットもしていきたいですね。夏休み後半の目標にしたいと思います。それではまた次のブログでお会いしましょう。



 


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